2025年6月5日、芥川賞作家の李琴峰(り・ことみ)さんが、甲府市議の村松ひろみ氏を相手取り「プライバシー侵害」を理由に提訴したことが大きな話題となっています。
発端は、村松市議のSNS投稿。
李さんの性自認に関わる情報を本人の同意なく暴露(アウティング)したとされており、SNSでは「市議って誰?」「どんな投稿だったの?」と注目が集まっています。
この記事では、村松ひろみ市議のプロフィールや、問題となったSNS投稿の詳細、そしてネット上の反応までをまとめてご紹介します。
李琴峰に提訴されたのは誰?
SNSに書かれた内容が、名誉毀損・プライバシー侵害として問題視されています。
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SNS投稿の具体的な内容
村松市議は2024年5月、自身のFacebookに以下のような内容を投稿しました。
- 「身体が男性で手術もしていません」
- 「身体男性の女性でレズビアン、つまり恋愛はノーマル」
- 性別変更前の氏名・写真、医療情報などの個人情報も含まれていたとされます。

投稿は警察の指摘で削除されたものの、後日、他者の投稿のスクリーンショットを使った「投稿B」も掲載されていたとされ、2025年6月時点でも削除されていないと報道されています。
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村松ひろみ市議のwiki風プロフィール
問題の投稿を行った甲府市議会議員・村松ひろみ氏の経歴はこちらです。
- 名前:村松 裕美(むらまつ ひろみ)
- 生年月日:1974年1月7日
- 出身地:山梨県北杜市
- 学歴:埼玉大学教育学部卒
- 職歴:特別支援学校教員
- 所属:甲府市議会(1期目・無所属)
- 家族構成:3児の母
活動内容と思想傾向
- 「包括的性教育から子どもを守る地方議員連盟」代表
- 「山梨のこどもを守ろう会」代表
- 子育て・性教育・ワクチン政策に強い主張を持つ地域活動家



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李琴峰さんの訴訟理由と現在の主張
李琴峰さんは、SNS投稿によって「女性として生きてきた生活が破壊された」と訴えています。
- 提訴日:2025年6月5日
- 裁判所:東京地方裁判所
- 被告:村松裕美(甲府市議)
- 内容:損害賠償550万円とSNS投稿の削除請求
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李琴峰はどんな作家?トランスジェンダー?
李琴峰さんの経歴と、トランスジェンダーであることの公表時期について紹介します。
台湾出身の作家
- 2021年に『彼岸花が咲く島』で芥川賞受賞
- 2024年11月「トランスジェンダー追悼の日」に性別を公表
李琴峰さんは、2021年芥川賞受賞の際の記者会見で「忘れてしまいたい日本語」を聞かれ「美しい日本」と答えたことでも話題になりました。
日本が大嫌いなくせに何を言っているんだか。
忘れたい日本語が「美しい日本」なんだろ?祖国に帰れよ。祖国に帰るのが嫌なら日本以外の国に移住しろ! pic.twitter.com/n1SwgSt2lp
— KST🇯🇵🌸👏やっぱり日本が大好き! (@kisata2408) June 5, 2025



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ネットの声
ネット上では、李さんの提訴に賛同する声と、逆に村松市議を擁護する声の両方が見られます。
- 「有名人なら知る権利があるのでは」
- 「市議の投稿は真実では?」
※ただし、個人の同意なしの性別暴露は人権侵害に該当する可能性があり、慎重な判断が求められます。
- 「完全にアウティング、許されない」
- 「市議の立場でこれはひどい」
- 「LGBTQ+当事者が安心できない社会になってしまう」



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まとめ
今回の記事では、芥川賞作家・李琴峰さんの性自認をSNSで暴露した甲府市議・村松ひろみ氏について詳しくご紹介しました。
- 村松市議は2024年5月に李琴峰さんの性別に関する投稿を行い、警察の指摘で一部削除
- その後の投稿も残されており、2025年6月に李さんが提訴
- 村松市議は謝罪と「訴状が届き次第対応する」とコメント
- SNSでは賛否あるが、アウティングは人権問題として社会的にも注目されている