2025年6月、米司法省とDEA(麻薬取締局)による調査の結果、日本がフェンタニル密輸の「中継拠点」として使われていたことが判明しました。
特に注目を集めたのは、名古屋に本拠を置いていた「FIRSKY株式会社(ファースカイ)」という一見ふつうの法人。
SNSや検索エンジンでは、こんな疑問の声が広がっています。

この記事では、報道をもとに問題の全体像や企業の正体、そして拠点となった理由をわかりやすく解説していきます。
関連記事はこちら!
・【フェンタニル】日本(西成)の中毒者動画はデマ?首の傾きは病気の可能性も
フェンタニル密輸事件とは?
2025年6月、米当局は中国の化学企業「アマーベル・バイオテック」が米国へのフェンタニル密輸に関与していたと発表しました。
このネットワークには日本も含まれており、「日本ルート」の存在が初めて表面化。
その中核が名古屋の「FIRSKY株式会社」だったと報じられています。
日本ではまだフェンタニル関連の事件は確認されていませんが、名古屋が密輸ルートの一部として利用されていたことが問題視されています。



スポンサーリンク
密輸に使われたのは「FIRSKY株式会社」
一見ふつうの日本法人として登記されており、事業内容は「電池関連の製造・販売」とされていました。


出典:https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00016310U5A600C2000000/
しかし、実際は中国の化学企業「アマーベル」と深く関係していたとされ、実質的にはフェンタニル製造原料の偽装輸出入に使われていた可能性が指摘されています。
スポンサーリンク
FIRSKY株式会社は名古屋のどこにあった?
FIRSKY株式会社の登記住所は以下の通りです。
- 住所:愛知県名古屋市西区幅下2丁目5番12号
こちらが実際の所在地です。



スポンサーリンク
FIRSKY株式会社とはどんな会社?
FIRSKYは表向きには「電池事業」を行う企業として登記されていました。
ですが、実際の活動実態はほとんど確認されておらず、サイトやSNSにも運営の痕跡がありません。
さらに、アメリカの捜査報告によると、FIRSKYの役員名と中国企業アマーベルの関係者の名前が一致。
これにより、法人を偽装していた可能性が濃厚となりました。
現在、FIRSKY株式会社は清算済みで、事実上の活動は行われていません。
しかし、アメリカでは関係者への訴追や資産凍結が進んでおり、今後日本側への情報共有や捜査協力の要請がある可能性があります。
日本の警察当局は「国内でフェンタニル関連の事案は確認されていない」としていますが、今後も“抜け道”として使われるリスクは否定できません。



スポンサーリンク
なぜ名古屋が選ばれたのか3つの理由
FIRSKY株式会社は、なぜ日本、しかも名古屋に拠点を置いたのか。
その理由として以下の3点が考えられます。
理由① 名古屋港・中部国際空港の利便性
名古屋は海と空、どちらの交通インフラも整っており、物流拠点として最適です。
スポンサーリンク
理由② 華僑系ネットワークとの関係
FIRSKY株式会社は地元の有力華僑団体の幹部が所有するビルに入居していました。
これは「信頼できる仲介者」がいたことを意味しており、事務所設立がスムーズに進んだ要因でしょう。
理由③日本の法人制度の“信頼性”を逆手に
日本の法人制度は世界的に見ても厳格で信頼があります。
そのため、「日本法人」として登録されていることで、海外からの審査も通りやすくなった可能性が考えられます。



スポンサーリンク
まとめ
今回の記事では、フェンタニル密輸問題に関連して浮上したFIRSKY株式会社についてお伝えしました。
-
フェンタニル密輸の中継拠点として名古屋のFIRSKY株式会社が使われていた
-
所在地は「愛知県名古屋市西区幅下2丁目5番12号」
-
FIRSKYは表向きは電池会社だが、実質は中国企業の隠れ蓑だった可能性
-
名古屋が選ばれたのは、交通利便性・華僑ネットワーク・法人制度の信頼性が理由
-
FIRSKYは清算済みだが、今後の波紋は国内にも及ぶ可能性がある
関連記事はこちら!
・【フェンタニル】日本(西成)の中毒者動画はデマ?首の傾きは病気の可能性も