2025年6月、プロ野球界のレジェンドである長嶋茂雄さんの葬儀が執り行われました。
世間の注目を集めたのは、その葬儀で“喪主”を務めた人物です。
多くの人が「長男の一茂さんが喪主なのでは?」と思ったことでしょう。
ところが、実際に喪主となったのは次女の三奈さん。
この意外な展開に、ネット上では
「なぜ一茂さんじゃないの?」
「何か確執があるのでは?」
といった声が多く上がりました。
そこで今回は、長嶋茂雄さんの葬儀においてなぜ喪主が三奈さんだったのか、その理由を3つに分けて解説していきます。
長嶋茂雄の葬儀喪主は次女の三奈
当日の葬儀では、長男・一茂さんも参列していたものの、あくまで一般的な参列者としての立ち位置。
メディアの前でも目立つことなく静かに振る舞っていたことが印象的です。
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長男・一茂が喪主ではないのなぜ?3つの理由とは?
長嶋一茂さんの長男である一茂さんが喪主を務めなかった最大の理由は、家族との関係にあります。
理由① 家族間の確執と“絶縁状態”
実は長嶋家では、過去にさまざまなトラブルが報じられてきました。
・2009年前後、商標権や記念品処分を巡っての法的トラブル
・一茂さんが父・茂雄さんの財産管理に介入し、裁判沙汰になったことも
また、一茂さん自身が2021年のエッセイで「13年間、父と会っていない」と明かしていたことも話題となりました。

こうした背景から、形式的に“長男だから”という理由だけで喪主を任せるのは難しかったようです。
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さらに一部報道では、2009年の「長嶋茂雄」商標権をめぐる対立も取り上げられています。
三奈さんが代表を務める「オフィスエヌ」が管理していた商標権が切れたタイミングで、一茂さんの妻が代表の「ナガシマ企画」が新たに登録申請。
これが火種となり、両者の関係はさらに悪化。
この際、三奈さんは「窃盗罪で訴えるしかない」と激怒したとも伝えられています。
こうした一連の騒動が、家族内に深い溝を作ってしまったと考えられます。
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また、一茂さんは「週刊新潮」による報道を名誉毀損で訴えた裁判の場で、以下のように発言しています。
「6人そろって旅行に行ったことも、食事をしたことも一度もない。そもそも長嶋家はバラバラだった」
さらに、「父はAさん(義妹)にすべて言いなりになっている」とも証言しており、家族間の不信や確執は深いものであったことが伺えます。
このような背景があるからこそ、「形式上の長男だから喪主にする」という選択は取られなかったと考えられます。
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理由② 三奈さんの介護と生活支援
次に挙げられるのは、三奈さんの“実質的な支え”という存在です。
長嶋茂雄さんは2004年に脳梗塞で倒れています。
その後、2007年に母・亜希子さんが亡くなったことで、父の生活を支える役割を三奈さんが担うことになりました。
・病院の付き添い
・リハビリのサポート
・日常の介護や見守り
これらを長年にわたって行ってきたことから、家族の実務的な中心は三奈さんだったといえます。



喪主という立場は、単なる形式だけでなく“誰が本当に寄り添っていたのか”が問われる役割。
そう考えたとき、三奈さんが選ばれたのは自然な流れだったのでしょう。
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理由③ 一茂さん自身の距離と発言
もう一つのポイントは、一茂さん自身の“スタンス”です。
一茂さんは過去のメディア取材などで、
「遺産はかなり前から放棄している」
「長嶋という名前から解放されたい」
といった発言を繰り返しており、家族や“長嶋家”という肩書から距離を取る姿勢を見せていました。
葬儀当日も、棺の搬入を静かに見守るなど、目立たない立ち回りが印象的でした。



本人としても、喪主という立場を望んでいなかった可能性があります。
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まとめ
今回の記事では、長嶋茂雄さんの葬儀において、「なぜ長男・一茂さんが喪主でなかったのか?」という疑問について解説しました。
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長嶋家では過去に家族間の確執や断絶があった
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三奈さんが長年、父の介護や生活支援を担ってきた
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一茂さん自身が遺産放棄や距離を置く姿勢を明確にしていた
このような複数の要因が重なった結果、形式にとらわれず“実情”を重視する形で三奈さんが喪主を務めたと考えられます。


